沖縄は一年を通して湿度が高く、気づけば「家じゅうカビだらけ…!」なんてことも。特に本土から引っ越してきたばかりの方は、想像以上の湿気とカビに驚くかもしれません。
私たちも移住したての9年前はあれやこれやをカビにやられて大変な思いをしました…
この記事では、沖縄に移住した人が知っておくべき「本当に効果のあるカビ対策」を具体的にご紹介します。よくある誤解も含めて、しっかりと対策をして快適な沖縄ライフを送りましょう。
1. 換気では防げない?沖縄の外気はすでに湿気だらけ
本土では「こまめな換気」がカビ対策の定番ですが、沖縄では逆効果になることもあります。というのも、外気自体が常に湿度80〜90%と高く、空気を入れ替えるだけで部屋の湿度が上がってしまうのです。
- 換気よりも「除湿」が重要。空気の入れ替えは湿度が低い時間帯や天気の日に限定しましょう。
2. 市販の除湿剤では追いつかない!効果は限定的
クローゼットや押し入れに入れるタイプの除湿剤は、湿気の多い沖縄ではすぐに飽和状態になります。根本的な解決にはなりません。1日で満水になることも…コスパ悪すぎです。
- 電動除湿機やエアコンの除湿機能を活用する方が現実的で効果的です。
3. エアコンでしっかり除湿!冷房よりも「ドライ」モード
エアコンの「ドライ(除湿)」モードを活用することで、部屋の湿気を効率よく取り除けます。湿度が60%を下回ると、カビの発生リスクはグッと下がります。電気代はかかりますがカビた物を買い直すコストとカビ掃除をする時間を考えたら…
- 湿度計を設置して、60%を目安に数値で管理するのがおすすめ。
4. 布団・マットレスは晴れた日に必ず干す!+ダニ対策も忘れずに
湿気がこもりやすい寝具は、カビの温床になりがちです。とくに布団やマットレスの裏は要注意。子どもができてから寝汗がすごいからかカビやすさがましたような気がしてます。子どもの健康のためにも湿度&ダニ対策は必須中の必須項目です!
- 晴れた日は積極的に布団やマットレスを干す
- ベッド下のホコリ掃除はこまめに
- ダニを集めるシートを使ってダニを減らす
- ダニ対策として布団乾燥機も併用すると◎
5. 浴室は「すぐに掃除」が鉄則!カビキラーは常備必須
お風呂場は湿気がこもりやすく、カビの繁殖スポットの代表格。放っておくと、赤カビや黒カビがすぐに広がります。
- 入浴後は窓があれば換気
- 週に1回はカビ取りスプレー(カビキラー等)を使って掃除
- 換気扇を回しっぱなしにしておく
6. クローゼットは「開けっぱなし」が基本
湿気がこもりやすいクローゼットや靴箱は、ドアを閉めきるとカビの温床になります。
- クローゼットの扉は定期的に開放して空気を通す
- 除湿機やサーキュレーターを併用して空気を循環させる

過去クローゼットにしまっていたマウンテンパーカーがカビだらけになった経験があります…靴箱のビルケンの底じきが革製なのでカビだらけ…
7. 木製家具はカビの住処?チャタテムシの対策も重要
湿気の多い環境では、チャタテムシという小さな虫が発生しやすくなります。彼らは湿気の多い場所を好むため、木製の棚の引き出し、木製テーブルの裏、木製ベットの裏など至る所に姿を現します。
- 木製家具は最小限に
- 木星家具の除湿対策を徹底する
- チャタテ虫を駆除する噴射スプレーを使う



寝転んだら木製テーブルの裏面がモゾモゾ…チャタテ虫に覆われていて食事する物なので気持ちが悪くて処分なんてこともありました…
8. 革製品は購入も保管も慎重に
カビが発生しやすい素材の代表が「革」。沖縄では、靴・バッグ・ジャケットなどの革製品はあっという間にカビに覆われることも。
- できるだけ革製品は買わない・持ち込まない
- やむを得ず保管する場合は、乾燥剤と一緒に密閉し、定期的に換気
9. 食品の保管にも要注意!パンは冷蔵庫へ
湿度の高い室内に食品を置いておくと、あっという間にカビが生えます。特にパンや和菓子など、水分を含むものは注意。
- パン・ケーキ・お餅などは冷蔵保存
- 長期保存したい場合は冷凍も視野に入れる
まとめ:カビと上手に付き合うのが沖縄暮らしのコツ!
沖縄の湿気とカビは「避けられない存在」ですが、正しい知識と対策で快適な生活を送ることが可能です。
「換気すればOK」「除湿剤を置けば安心」などの誤解に注意しつつ、湿度と上手に付き合っていきましょう。